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2026.01.06
院長ブログ
【不整脈】脈が飛ぶ・速くなる…それって放置して大丈夫?〜脳梗塞リスクとの関係〜

みなさま、こんにちは
まにわクリニックの院長の馬庭です。
「ドクン」と脈が飛ぶ、急にドキドキと速くなる。そんな経験はありませんか?
多くの人が感じるこの「脈の乱れ」、実は体からの重要なサインかもしれません。
「疲れているだけだろう」
「そのうち治る」
と軽く考えて放置してしまうと、取り返しのつかない事態を招く恐れがあります。最も恐ろしいのは、不整脈が原因で「脳梗塞」を引き起こすリスクです。
なぜ脈の乱れが脳の病気につながるのでしょうか?
今回は、見逃してはいけない危険な不整脈と、命を守るための正しい知識について解説します。
アジェンダ
- 不整脈には「危険なもの」と「心配ないもの」がある
- 最も怖い「心房細動」と脳梗塞
- 脈を整える治療とアブレーション
1. 不整脈には「危険なもの」と「心配ないもの」がある

不整脈とは、心臓のリズムが乱れることです。
大きく分けて、
脈が飛ぶ「期外収縮」
脈が速くなる「頻脈」
脈が遅くなる「徐脈」
があります。 実は、健康な人でも毎日多少の不整脈は起きており、その多くは治療の必要がない「良性」のものです。しかし、中には意識を失ったり、突然死につながったりする危険な不整脈も潜んでいます。
「突然ドキドキし出し、突然止まる」
「脈が飛んだ後に気が遠くなる」
「安静にしているのに脈が1分間に100回以上ある」
といった場合は、詳しく検査をする必要があります。
24時間心電図(ホルター心電図)などで、その正体を突き止めることが第一歩です。
2. 最も怖い「心房細動」と脳梗塞

高齢化と共に増えているのが「心房細動」という不整脈です。
心臓の一部が細かく震え、うまく収縮できなくなる状態です。
この不整脈の最大の恐怖は、心臓の中に巨大な「血の塊(血栓)」ができやすくなることです。 この血栓が血流に乗って脳に飛ぶと、太い血管を詰まらせ、「心原性脳梗塞」を引き起こします。
このタイプの脳梗塞は、範囲が広く、重い麻痺が残ったり命に関わったりする可能性が高いのが特徴です。
「脈がバラバラで不規則」と感じたら、心房細動の疑いがあります。痛みがなくても、脳を守るために早急な受診が必要です。
3. 脈を整える治療とアブレーション

解決策は不整脈のタイプによって異なります。
徐脈で失神する場合は「ペースメーカー」が必要です。
一方、頻脈や心房細動の場合は、薬で脈をコントロールしたり、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)で脳梗塞を防ぎます。
最近では「カテーテルアブレーション」という根治治療も普及しています。心臓の中の異常な電気信号を出している場所を、カテーテルで焼灼(焼く)する治療です。これにより薬を飲まなくても正常な脈を保てるようになる方が増えています。
まずは、ご自身の手首で「検脈」をし、リズムを確認してみることから始めましょう。
まにわクリニックでは循環器専門医が診断や薬物治療、必要に応じてカテーテル手術の提案などを行っています。
脈にトラブルがある、不整脈が心配な方は、お気軽にご相談ください。