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2025.02.03

院長ブログ

下肢静脈瘤はどのように治療するの!?

下肢静脈瘤箕面

足の血管がコブのようにボコボコふくらんでいる、クモの巣状の血管がある、足がむくんでいる、よく足がつる、皮ふの色がわるくなってきた

など症状でお困りの方も多いのではないでしょうか

下肢静脈瘤は決して悪性の病気ではないため、大急ぎで治療をする必要はありませんが、
生活の質を落としてしまいます

お困りの方は治療を受けてみることをお勧めします

今回は
「下肢静脈瘤の治療を考えたいが、どんな治療なのかわからなくて不安」
という方のために、治療の方法を解説します。

当院で行う下肢静脈瘤の治療法

下肢静脈瘤と診断された場合、一番大事なのは

症状があるかどうか

です。痛みやむくみ、足のはりなどの症状もなく、色素沈着や潰瘍などの皮膚トラブルなど一切なければ、治療の必要はありません。

下肢静脈瘤の治療の目的は症状を緩和し、生活の質(QOL)を向上させることにあります。

もちろん、特に女性の場合は美容の問題でスカートがはけない、などお悩みの方もいらっしゃると思います。
そのような方には自費診療での治療もご案内しております。

さて、治療方法についてですが、当院では血管の性状や場所、その方の体質に応じてカテーテルを用いた治療(血管内治療)や、注射剤を用いた硬化療法を行っています。

いずれの治療でもベッドに30-60分横になっているだけで治療が終了し、日帰りで手術が可能です。

カテーテル(細長い管)を用いた方法としては、カテーテルを挿入する場所に局所麻酔(部分麻酔)を行い、その後専用のカテーテルを問題のある血管に挿入していきます。

その後血管を詰めてしまい、血液が流れないように処置を行います。
足には多数の血管が存在するため、1本詰めてしまっても問題にはなりません。

血管を詰める方法には2種類あります

1. 血管焼灼術

120℃まで熱を発生できるカテーテルを用いて血管の内側にやけどを生じさせ、血管を閉塞させていきます。

熱が神経や皮膚にも影響を及ぼす可能性があるため、カテーテルの周りに沢山の局所麻酔をつかって手術を行います。神経損傷や皮膚のやけどを完全に無くすことはできませんが、極力発生させないように工夫して行っています。

2. 血管塞栓術

カテーテルの先端から医療用接着剤(グルー)を挿入し、血管を接着剤で硬めしまい閉塞させていきます。
熱を使用しないため神経損傷を起こす可能性はありません。
ただし、数年にわたってグルーが体内に残るため、皮膚炎やアレルギー反応を起こす可能性があります。重篤なアレルギー反応は稀ですが、数千例に1例の割合で血管抜去術が必要になることがあります(日本でも年間数万例行われていますが、数年間で4例程度が治療血管を抜去するに至ったとされています)。

注射剤を用いた治療方法としては、問題となっている血管に「硬化剤」と呼ばれる注射薬を直接血管に打ち込んでいき、血管を固めて閉塞させます。

カテーテルに比べ再発率が高くなるため、カテーテル治療が適応とならない病変やカテーテル治療の再発例、クモの巣状の血管に対して行っています。

こちらも治療時間は30~60分程度となっています

まにわクリニックでの取り組み

まにわクリニックでは、カテーテル治療を行う場合、できる限り苦痛なく手術を受けていただくために、静脈麻酔を行い、眠っている状態で手術を行っています。
手術を行う医師は循環器専門医、脈管専門医、下肢静脈瘤実施医の資格を有しており、豊富な知識と経験の元、安心・安全な治療を心がけています。
術後もお電話での状態把握、診察による創部の確認やエコー検査など、きめ細やかな対応を心がけています。

より詳しく静脈瘤について知りたいかたは
ホームページブログ
を御覧ください

当院では下肢静脈瘤の診断から日帰り手術までを行っています。気になる方はお気軽にご相談ください。

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